「暴落したら資産が全部なくなるんじゃないの?」
新NISAを始めたいと思っていても、
- 「暴落したらどうしよう…」
- 「今始めたらすぐ下がるかもしれない」
- 「損をするくらいなら始めない方がいいのでは?」
と不安に感じる方は少なくありません。
特にニュースで
「株価急落」
「〇〇ショック」
といった言葉を見ると、
「やっぱり投資は危険なのでは?」
と思ってしまいますよね。
しかし、結論から言えば、
新NISAで長期投資をするなら、暴落は想定しておくべき出来事です。
大切なのは、
暴落が起きないことではなく、暴落したときにどう行動するか。
この記事では、
- 暴落はなぜ起こるのか
- 暴落時にやってはいけないこと
- 長期投資ではどう考えればいいのか
- 初心者が取るべき行動
について、分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、暴落に対する不安が少し和らぎ、冷静に長期投資を続けるための考え方が身に付くはずです。
この記事で分かること
この記事では、次の内容を解説します。
・ 新NISAでも暴落は起こる理由
・ 過去の大きな暴落と回復の流れ
・ 暴落時にやってはいけない行動
・ 暴落時に取るべき行動
・ 長期投資で大切な考え方
新NISAでも暴落は起こる
「新NISAなら安全」
と思われることがありますが、それは少し違います。
新NISAは税制優遇制度であり、価格の下落を防ぐ制度ではありません。
つまり、新NISAで購入した商品も、市場全体が下落すれば価格は下がります。
例えば、
- S&P500
- 全世界株式(オルカン)
- NASDAQ100
といった人気の投資信託も、相場が悪化すれば一時的に値下がりすることがあります。
だからこそ、投資を始める前に
「暴落は起こるもの」
と理解しておくことが大切です。
過去にも大きな暴落は何度もあった
株式市場では、これまで何度も大きな暴落が起きてきました。
代表的な例として
| 年 | 出来事 | 市場への影響 |
|---|---|---|
| 2008年 | リーマンショック | 世界的な株価急落 |
| 2020年 | コロナショック | 短期間で大幅下落 |
| 2022年 | インフレ・利上げ | 世界的に株価が下落 |
当時は、
「もう株は終わった」
「今後は回復しない」
という悲観的な声も多く聞かれました。
しかし、その後の市場は時間をかけて回復し、多くの株価指数は以前の水準を上回る場面もありました。
もちろん、過去の実績が将来を保証するわけではありません。
それでも、「暴落は過去にも何度も起こり、そのたびに市場は変化しながら推移してきた」という事実は、長期投資を考えるうえで知っておきたいポイントです。
暴落=失敗ではない
投資初心者の方は、
「含み損になった=失敗」
と思ってしまいがちです。
しかし、長期投資では、一時的に評価額が下がることは珍しくありません。
例えば、10年、20年という長い期間で資産形成を考える場合、途中で価格が下がる時期も含めて運用を続けることが前提になります。
大切なのは、
短期の値動きではなく、長期の目標に向かって投資を続けられるかどうか。
暴落そのものよりも、
暴落したときに慌てて売ってしまうこと
の方が、長期投資では大きな影響につながる場合があります。

暴落したときにやってはいけないこと
暴落すると、多くの人が冷静な判断をできなくなります。
ニュースでは悲観的な報道が増え、SNSには不安な投稿があふれるため、
「今すぐ売った方がいいのでは?」
と焦ってしまうこともあるでしょう。
しかし、長期投資では、感情に任せた行動が資産形成の妨げになることがあります。
ここでは、暴落時に避けたい行動を紹介します。
① 慌てて売却する
最も避けたいのが、価格が大きく下がったからといって慌てて売却することです。
例えば、
100万円で購入した投資信託が70万円まで下落すると、不安になるのは自然なことです。
しかし、そのタイミングで売却すると、損失が確定してしまいます。
その後、市場が回復しても、その値上がりの恩恵を受けられません。
長期投資では、一時的な下落よりも、長く保有し続けられるかが重要です。
② 積立投資をやめる
暴落すると、
「今は危ないから積立を止めよう」
と考える人もいます。
しかし、積立投資は価格が下がったときほど、多くの口数を購入できる仕組みです。
これが、ドルコスト平均法の特徴です。
将来の回復を前提に長期運用する場合は、暴落時も積立を継続することが、結果的に平均購入価格を抑えることにつながる場合があります。
③ SNSやニュースだけで判断する
暴落時には、
- 「株は終わった」
- 「まだまだ下がる」
- 「今すぐ現金化すべき」
といった極端な情報が増えます。
もちろん、参考になる情報もありますが、SNSだけで投資判断をするのは避けましょう。
まずは、自分が最初に決めた投資方針を思い出すことが大切です。
④ 短期間で損失を取り返そうとする
暴落後に、
「早く取り返したい」
という気持ちから、
- ハイリスクな銘柄へ乗り換える
- レバレッジ商品を購入する
- 短期売買を繰り返す
といった行動を取る人もいます。
しかし、焦ってリスクを高めると、さらに大きな損失につながる可能性があります。
暴落したときにやるべきこと
では、暴落時にはどう行動すればよいのでしょうか。
大切なのは、「何もしない」という選択も含めて、事前に決めた方針を守ることです。
① 長期目線を忘れない
新NISAは、短期間で利益を狙う制度ではありません。
10年、20年という長い期間で資産形成を目指す制度です。
数日や数か月の値動きだけで判断せず、長期的な視点を持ち続けましょう。
② 積立を続ける
積立投資では、価格が下がったときにも購入を続けることで、平均購入価格を抑えやすくなります。
暴落時に積立を止めてしまうと、このメリットを活かしにくくなります。
無理のない金額で積立を続けることが大切です。
③ 生活防衛資金を確保する
暴落時に慌てて売却してしまう理由の一つが、
「お金が必要になった」
というケースです。
そのため、投資とは別に、急な出費へ対応できる生活防衛資金を準備しておくことが重要です。
④ ポートフォリオを見直す
暴落は、自分の資産配分を見直すきっかけにもなります。
例えば、
- 株式へ偏り過ぎていないか
- リスクを取り過ぎていないか
- 自分のリスク許容度に合っているか
を確認してみましょう。
ただし、暴落したからといって、慌てて大きく資産配分を変える必要はありません。
暴落時こそ冷静な判断が大切
暴落は誰にとっても不安な出来事です。
しかし、
「暴落すること」よりも、「暴落したときにどんな行動を取るか」
の方が、長期的な資産形成へ与える影響は大きくなります。
事前に、
- 売らない
- 積立を続ける
- 長期目線を持つ
というルールを決めておくことで、感情に流されにくくなるでしょう。

暴落は「安く買えるチャンス」になることもある
暴落という言葉を聞くと、
「資産が減る怖い出来事」
というイメージを持つ人が多いでしょう。
確かに、短期的には評価額が大きく下がることもあります。
しかし、長期投資という視点で見ると、
暴落は安く買えるタイミングになることもあります。
例えば、同じ1万円を積み立てる場合でも、
- 株価が高いときは少ない口数
- 株価が安いときは多くの口数
を購入できます。
そのため、価格が下がった時期も積立を続けることで、平均購入価格を抑えやすくなります。
ドルコスト平均法が活きる場面
積立投資では、「ドルコスト平均法」という考え方がよく使われます。
これは、毎月決まった金額を継続して投資する方法です。
例えば、毎月1万円ずつ積み立てる場合、
| 月 | 基準価額 | 購入口数 |
|---|---|---|
| 1月 | 10,000円 | 1口 |
| 2月 | 8,000円 | 1.25口 |
| 3月 | 5,000円 | 2口 |
| 4月 | 7,000円 | 約1.43口 |
価格が下がるほど、多くの口数を購入できます。
その後、相場が回復すれば、多く買えた口数が資産の成長につながる可能性があります。
もちろん、将来の値上がりが保証されるわけではありません。
それでも、価格変動を活用しながら長期で積み立てられることは、積立投資の特徴の一つです。
暴落中に毎日価格を見ない
暴落すると、
何度も証券口座を開いてしまう人がいます。
しかし、
価格を毎日確認しても、相場がすぐに回復するわけではありません。
むしろ、
- 不安が大きくなる
- 感情的になりやすい
- 売りたくなる
という状態になりやすくなります。
長期投資では、
毎日の値動きよりも、10年後・20年後を意識すること
の方が重要です。
暴落時に確認したい3つのこと
暴落したときは、価格を見るよりも次の3つを確認してみましょう。
① 生活費は確保できているか
生活費まで投資に回してしまうと、暴落時に売却せざるを得ないことがあります。
まずは生活防衛資金を確保できているか確認しましょう。
② 投資方針は変わっていないか
暴落したからといって、
S&P500やオルカンなどの投資対象そのものが急に変わるわけではありません。
投資を始めた理由や目標を思い出し、自分の方針が変わっていないか確認しましょう。
③ 長期で運用する予定か
新NISAは長期の資産形成を目的とした制度です。
数か月先ではなく、10年、20年先を見据えているのであれば、一時的な値動きだけで判断しないことが大切です。
暴落を乗り越えるための考え方
暴落を完全に避けることはできません。
だからこそ、
暴落しても続けられる仕組み
を作っておくことが重要です。
例えば、
- 無理のない積立金額にする
- 生活防衛資金を確保する
- 長期目線を持つ
- 相場を毎日見過ぎない
こうした準備をしておけば、暴落が来ても慌てにくくなります。
長期投資では「続けること」が最大の武器
長期投資では、
一度の暴落よりも、
途中で投資をやめてしまうこと
の方が、大きな影響につながることがあります。
将来の相場は誰にも予測できません。
だからこそ、
「価格を当てる」
のではなく、
「続ける仕組みを作る」
という考え方が、長期投資では大切です。

よくある質問(FAQ)
Q1. 暴落したらすぐ売った方がいいですか?
基本的に、長期投資を前提としている場合は、価格が下がったからという理由だけで慌てて売却する必要はありません。
一時的な下落で売却すると、その後に相場が回復した場合の利益を受け取れない可能性があります。
もちろん、生活資金が必要になった場合や、自分の投資目的が大きく変わった場合は別です。
事前に決めた投資方針に沿って判断しましょう。
Q2. 暴落中でも積立は続けた方がいいですか?
積立投資は、価格が下がると同じ金額でより多くの口数を購入できる仕組みです。
そのため、長期投資を前提とするなら、無理のない範囲で積立を継続することが基本的な考え方です。
ただし、生活費まで投資へ回すことは避けましょう。
Q3. 暴落したら追加投資してもいいですか?
余裕資金があり、長期運用を前提としているなら、追加投資を検討する人もいます。
ただし、「今が底だ」と判断することは誰にもできません。
一度に大きく投資するよりも、数回に分けて投資する方がリスクを抑えやすい場合もあります。
Q4. 暴落はどれくらいで回復しますか?
暴落から回復するまでの期間は、その時の経済状況によって異なります。
数か月で回復する場合もあれば、数年かかる場合もあります。
そのため、回復時期を予測することよりも、長期で運用を続けられる資金計画を立てることが重要です。
Q5. 暴落が怖くて新NISAを始められません
その気持ちは、とても自然なものです。
だからこそ、最初から大きな金額を投資する必要はありません。
毎月数千円〜1万円程度の少額積立から始めれば、投資の値動きにも少しずつ慣れていけます。
「まず始めてみること」が、長期の資産形成への第一歩になります。
まとめ
今回の内容を振り返りましょう。
暴落時にやってはいけないこと
慌てて売却する
積立をやめる
SNSやニュースだけで判断する
焦って損失を取り返そうとする
暴落時にやるべきこと
長期目線を持つ
積立を続ける
生活防衛資金を確保する
投資方針を見直す
一番大切なこと
新NISAは、短期間で利益を狙う制度ではありません。
10年、20年と時間を味方につけながら資産形成を目指す制度です。
暴落は誰にも予測できません。
しかし、
暴落しても続けられる仕組みを作ることは、自分で準備できます。
市場の短期的な値動きに振り回されず、自分の目的や計画を大切にしながら、長期で資産形成を続けていきましょう。
管理者のコメント
投資を始めたばかりの頃は、評価額が下がると不安になるものです。
しかし、多くの長期投資家が経験しているように、資産形成では「暴落が一度も来ないこと」ではなく、「暴落が来ても投資を続けられること」が重要です。
相場は予測できません。
だからこそ、積立金額を無理のない範囲に設定し、生活防衛資金を確保したうえで、長期目線を持って運用を続けることが大切です。

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